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コウモリ!

秋めいてまいりました。

朝晩は冷え込んで暖房が欲しいくらいです。

 

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今朝10時の気温、17℃。爽やか〜。

 

ヤマボウシの実も赤く。

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ワレモコウ、レンゲショウマ。

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サギソウが満開。

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そんな中……。

裏の物置の天井に、コウモリ発見!

 コウモリ君:「ギャー!」

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仲良く2匹。つがいでしょうか。

 コウモリ君:「ギャー!」

 コウモリちゃん:「ライト当てないで!」

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キツネにタヌキにフクロウに、クマにカモシカ、ヘビ、野鳥。

今年はコウモリの登場です。

いろんな動物がやってくるcafé中寿美。

 

人間のお客様もお待ちしております♪

 

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author:中寿美, category:動物, 11:28
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犬は悪くないんです

あるお客様が言いました。

 

「私は最近、犬が嫌いになったんです」。

 

どうも以前は別に嫌いじゃなかったらしい。

店長が、「何かあったんですか?」と尋ねると、その方は言いました。

 

「実は、ある家族が犬を飼っていまして。

 その家の犬が、えらく私をバカにするんです。

 で、犬と言うのは、飼われている家族の心の内を代弁する。

 犬の態度が私をバカにしているということは、つまり、その家族が私をバカにしてるということです」

 

あ〜、なるほど(笑)。

それ、わかります。たしかに犬ってそうです。

隣に住む姉夫婦の飼い犬「ぎん」は、店長のことを完全にバカにしている。

店長が毎日散歩に連れて行って、ご飯をあげて、世話をしているのに。

会う機会が圧倒的に少ない店長の夫や、実家の両親よりも、店長を下に見ている。

すなわち、「家族の中で店長が一番下っ端」という判断に他なりません。

まあ、でも実際、その通りなんですけど。

 

だから、犬が悪いわけじゃないんです。

飼い主家族の判断を遵守する犬に、罪はないのです。

 

というわけで、そのお客様が犬を嫌いになるのは間違いで、

自分をバカにしているであろうその飼い主家族を嫌いになればいいと思うんです。

でも、人間社会は複雑です。

バカにされても嫌われても、お付き合いしなくちゃならない場合もありますよね。

知らなくてもいい飼い主一家の自分への本当の気持ちを、犬がその習性ゆえに伝えてしまうところに、そのお客様の「余計なこと教えやがって。犬、嫌い」という感情が生まれたのかもしれません。

 

店長は、ぎんにバカにされても、知人の飼い犬にバカにされても、犬も人も嫌いになりません。

全然ノープロブレム。

一番下っ端でウザがられてバカにされるのも、なかなかいいものですよ。

 

 

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店長:「ぎん、こっち向いて!」

ぎん:「うるさい! カメラ嫌いなのよ!」

店長:「あ〜、カワイイね〜、ぎん、こっち向いて!」

ぎん:「イヤだって言ってるじゃないっ! 邪魔よ」

店長:「ホラ、こっち向いて」

ぎん:「しつこい!」

店長:「そうそう! いいショット撮れた〜♪」

ぎん:「ホント、店長ってバカだわ……」

 

 

 

 

 

author:中寿美, category:動物, 09:14
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カモ

一週間ほど前、夫が裏庭の草刈りをしていた時のこと。

突然、草刈り機のエンジン音がストップして、

 

「あれ〜? なんだ〜? アイツ」

 

という夫の声が聞こえてきました。

なになに? と思って店長が近づくと、少し離れた場所に、1羽のカモ(♀)の姿が。

カモ?

カモって、水辺にいる鳥ですよね。

中寿美付近には池も川もなく、一番近くても1キロ以上離れています。

これまで、庭でキジバトやカケスは見たことはあっても、カモを見たことはありませんでした。

 

でも、あれは明らかにカモ。

そしてそのカモは、こちらの様子を窺うように距離を取って、その場をウロウロしたまま逃げません。

危ないので、仕方なく夫は手で草刈りを続けました。

するとほどなく、「あっ! やっぱり! 巣があった!」と声を上げる夫。

藪の中の地面に、10個ほどの卵が入った巣が発見されたのです。

 

「ハイ、裏庭、立ち入り禁止!」ということで、犬の散歩で通る隣に住む姉夫婦にも伝えて、草刈り作業も即終了です。

店長、カモや巣の写真を撮りたかったのですが、「刺激するからダメ」と夫に言われて諦めました。

そして、巣の周辺を草刈りしたために、丸見えではないものの、巣がかなり無防備な状態になってしまったのが心配です。

案の定、翌朝義兄が駆け込んできました。

 

「今、カラスが巣の辺りをガサガサやってて、

 慌てて『コラッ!』って怒鳴ったらとりあえずカラスは逃げたんだけど、

 心配だからカラス除けに巣の近くにCDぶら下げといた」

 

とのこと。

ありがとう!

でも、親ガモの姿が見えなかったというので、店長、どうしても心配で、その日の夕方、近くまで行って覗いてみました。

すると、キラキラ光ってぶら下がるCDのすぐそばの藪から、ガサッと出てくる親ガモを発見。

(ああよかった。ちゃんと戻ってきたんだね!)

と安心したのも束の間、その晩からはものすごい豪雨。

土砂災害警報まで発令されるほどの豪雨が、中寿美周辺は連日続いていました。

ものすごい雨音を聞きながら、その強い雨を浴びながらじっと抱卵している親ガモを、どうしても思い浮かべてしまう店長。

 

草刈り機で刈られる危機を乗り越え、カラスの襲来を逃れ、この豪雨の中を耐え抜いて抱卵し、めでたくヒナが孵化したとしても、遠く離れた水辺に森を抜けてヒナたちを連れて行くのも前途多難。

カラス以外にも、キツネにタヌキにイタチにトンビに、天敵はたくさんいるし、自動車だって走ってる。

もう、なんか、心配しきれないよ!

 

そんな話をしながら、夫と中寿美店内にて朝食を食べていた今朝。

1羽のカラスが、低空飛行して中寿美駐車場を横切っていくのが見えました。

ん?

そのカラス、くちばしに白くて丸いものをくわえている!

 

我々は慌てて裏庭に走りました。

すると、今まさに別のカラスが2羽、カモの巣の辺りから飛び立っていくところ。

そのくちばしには、やはり卵がくわえられていました。

巣を確認すると、卵はすでに1つ残らず無くなっています。

雨に濡れて割れた、時間が経ったと思われる殻もありました。

親ガモの姿はありません。

 

絶句する我々夫婦。

そして食卓に戻ると夫が言いました。

 

夫:「カラス、朝食に卵1つずつ食べてんだな」

店長:「……。うちと一緒だね……」

 

残念だけれど、カラスだって同じ生き物。

自分たちが食べる分だけ、自分たちの力で捕っているんだから。

それに比べて人間は……。

人間が一番だめカモ。

 

 

豪雨の中のcafé中寿美

 

 

義兄の作ったカラス除け。

 

夫:「CD、実はカモも嫌がって出てったんじゃ……?

  いや、でもオレが草刈ったのが一番いけないな……」

店長:「こんなところに営巣したカモがいけないんだよ。

  おっと、こんなところに住んでる人間がいけないか」

 

慰め合う罪深き人間たちでした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

author:中寿美, category:動物, 17:28
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まるちゃん

ボクは、ミニチュアシュナウザーの「まる」。

ロジェ・ア・ターブルの安達一家の飼い犬だよ。

 

 

ボクが安達家に来たのは、ご主人がcafé中寿美で「ぎんちゃん」と出会ったからなんだ。

それで、同じ犬種のボクを選んでくれたのさ。

だから、ボクの散髪はぎんちゃんと同じところでやってもらっているし、

毎回「『ぎんちゃんカット』で」ってオーダーしてるんだよ。

 

ボク、中寿美にお泊りしたこともあるよ!

店長さん夫婦はボクのこと、

「ぎんと違って吠えない」とか、「ぎんと違ってビビリじゃない」とか、「ぎんと違って逞しい」って、いつも言うよ。

多分、褒めてくれていると思うんだけど、『ぎんと違って』って言われると、ボク、なんだか切ないよ。

だってボク、ぎんちゃんのおかげで安達家に来たから、ぎんちゃんを目指すのが使命なのさ。

 

でも、気づいたんだ。

どうしたって、ボクはぎんちゃんと同じにはなれない。

だって、ボクは男の子だけど、ぎんちゃん、女の子なんだ。

しかも、もうオバサン。

さらに、怖がりと心配性からヒステリー気味。

ご主人様のためにぎんちゃんを目指したいところだけど、ヒステリーオバサンになるのは、ボクにはちょっと無理そうだなあ。

 

まる

 

 

ぎん

「ヒステリーオバサン?」

 

 

author:中寿美, category:動物, 09:41
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クマ

ついに、我が家の裏庭でクマが目撃されました。

店長は見ていないのですが、まだ明るい昨夜7時過ぎ、隣に住む姉夫婦から電話。

 

「今、お宅の裏庭に、クマがいる! 外に出ない方がいいよ!」

 

慌てて室内から覗くも、薪小屋が陰になって店長からは何も見えません。

どうも、バキバキと音がするので義兄が音の方向を見遣ると、姉夫婦の家と我が家の間の庭にクマが座っていたらしいのです。

マジか!

 

さらに、今朝も地区内の別の場所でクマ目撃情報。

同じ個体かなあ。

このところ、店長が野生動物ネタばかりブログに書いていたせいかなあ。

 

最近、ご近所さんからクマ目撃情報はチラホラと聞いてはいたのです。

毎年地域一帯で目撃されているし、店長も車の運転中に発見したことはあるのですが、さすがに自分の家の敷地内、しかも姉夫婦の家との間となると、コワイ。

夜でも朝でも、我々はしょっちゅう姉夫婦の家を行き来しているので、知らずに出くわしたらエライことです。

家の周辺でも、鈴を鳴らすか、大声で歌でも歌って歩かないと。

 

ズレた音程で大声で歌う店長を見かけても、不審に思わないでくださいね。

皆様も、どうぞお気をつけて!

 

author:中寿美, category:動物, 09:10
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ヒメネズミ

先日のキセキレイに引き続き、野生動物ネタです。

 

飯綱高原界隈に出没するネズミと言えば、野ネズミのヒメネズミ。

ネズミ、お嫌いな方は写真が出てきますのでご注意ください。

といっても、シッポを除いた体長は4、5センチくらいで、街に棲む家ネズミよりも、ずっと小さい。

パソコンのマウスの4分の1くらいでしょうか。

クリッとした丸い目をして、なんか、可愛いんです。

 

夜行性ですが、昼間もたびたび目にします。

庭の地面に穴を掘って巣にしていたり、薪棚の中にいたり。

 

先日も、偶然巣穴からヒメネズミがチョロチョロ〜っと出入りする瞬間を目撃したので、棒で穴の中をツンツンとつついてみたところ、中から小さな声で、「チュゥーッ!」と抗議されました。

 

そして昨日、店長が外の物置へ向かうと、何やら小さなものがササーッと前を横切りました。

「ん? 何だ?」と思って物陰に隠れたその物体をそーっと覗くと。

 

P1013024.JPG 「あっ!」

 

意外とのんびり屋さんのようです。

カメラを取りに戻っても、元の位置にいました。

気配を察知したネズミ、一応、バックで車庫入れするように後ずさりして物陰に隠れましたが、丸見えです。

 

P1013026.JPG 「自慢の毛並みです」

 

アップもOK。大サービス。

 

P1013027.JPG 「テヘDocomo80

 

 

以前、姉が出勤のために車に乗り込むと、運転席のドアノブのくぼみに、飼い犬(ぎん)のドッグフードがびっしり詰められていたことがあったそうです。

てっきり義兄のイタズラだと思った姉でしたが、実は、ヒメネズミの仕業。

ガレージに置いていたドッグフードの袋が破られ、姉の車をねぐらにしてたヒメネズミは、ドアノブのくぼみを餌ストック場にしていたのです。

知らないうちに、毎日仲良くヒメネズミ一家と通勤していた姉。

その後、トランクにネズミ捕りが仕掛けられ、一家は抹殺されました……。合掌。

 

野ネズミなので、外を駆け回るのは結構ですが、家や車の中に入るのは、さすがにご遠慮いただいています。

中寿美、飲食店ですしね!

衛生面では気をつけておりますよ!

 

ネズミネタでお客様減少を恐れつつ、ヒメネズミの可愛さに、UPせずにはいられない店長です。

author:中寿美, category:動物, 19:18
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キセキレイ

以前、店に併設された薪小屋に、キセキレイが営巣し、そしてヘビにやられました(2015年7月21日のブログ参照)。

そして今年、またしても同じ場所に、キセキレイが営巣しているのを発見。

 

 

ヒナ、3羽か、少なくとも2羽います。

 

発見の翌朝、朝食時に、親鳥が激しく鳴く声が聞こえてきました。

蘇る昨年の悲劇(上記ブログ参照)。

薪小屋最上段にある巣を、そーっと覗くと、なんともぬけの殻! またか!

 

そして、昨年にならい、すぐに周辺の地面を探した店長。

すると、じっとうずくまっている1羽を発見。

なんとか、1羽だけは助かったようです。

ただ、まだ飛び立てずにいるそのヒナを前に、どうしたものかと悩む我々夫婦。

巣に戻して、また落ちたり、ヘビに襲われたらどうしよう。

でもこのまま地面に放置しても、ヘビや獣が来るだろうし。

 

迷った末に、ヒナを巣に戻しました。

その後、親鳥がすぐに戻って餌を与えている様子で、ひとまずホッとした我々。

 

ところが数日後、またしてもヒナが地面に落ちて、チーチーと親鳥を呼んでいるのを発見。

店長が、店内の窓からその様子をそっと観察していると、地面でバタバタしながら鳴くヒナの元へ、親鳥がエサを運んでいる。

 

あれ?

もしかして、キセキレイって巣立ちの時期に、地面で餌をもらいながら、飛ぶ練習をするのか?

そうかそうか、だったらもう、巣に戻さない方がいいね!

余計なこと、しない方がいいもんね。

 

地面で親を呼ぶヒナを、ストーカーのように窓辺で眺めながら、店長がそう覚悟を決めた夕方、空模様が怪しくなってきました。

瞬く間に真っ黒な雲が空を覆い、遠雷と共にパラパラと雨。

 

ヒナは相変わらず地面でバタバタしています。

雷雨の気配のためか、親鳥の姿も消えました。

もう店長、気が気じゃありません。

さすがに、このまま地面で雨ざらしは、マズイでしょう……?

 

気づくと、小さな段ボール箱を探して新聞紙を敷き、その上にキッチンペーパーを乗せて外に飛び出していた店長。

そして、雨が降り始めた地面でバタバタしているヒナを拾い上げ、箱に入れる時に気がついたんです。

……このヒナ、両足が折れてる!!

 

悲しい発見にショックを受けながら、土砂降りになる直前に、ヒナを入れた箱を巣のすぐそばの軒下の床に置きました。

しばらくして夕立が上がると、親鳥は再び段ボールのヒナの元へやってきました。

 

両足が折れていたら、羽ばたけるようになっても、野生では生きていけない。

どこまで手を出していいのか迷った店長、行政の担当課に相談しました(店長暇だな!)。

電話で対応してくれた担当の方は、店長が説明する状況を一通り聞いて、「箱に保護してある現状でOK」と指示を出した後で、キッパリ言いました。

 

「その状態では、野生では生きていくのは不可能です。

 でも、親鳥が世話をしている限り、そのまま親に任せてください。

 可哀想ですが、野生動物に関しては、そういうことでお願いしています」。

 

店長も、わかってはいても、野生動物に対する覚悟の後押しが必要だったんです。

こういう時、確固とした態度で、相談を受けてくれる行政、頼りになります。

 

2羽の親鳥は、毎日、段ボールのヒナの元へやってきました。

ヒナは見た感じ元気で、羽をバタつかせながら親鳥を呼んで、餌をもらっている様子。

毎朝毎晩、取り換えたキッチンペーパーには、ヒナのフンがモリモリと付いていました。

親がいなくなる夜間だけ、野生動物に襲われるのを恐れた店長、ヒナの段ボールを玄関の風除室に入れました。

親鳥が戻ってくる空が白み始める朝4時に、再び段ボールを薪小屋に戻して、親にバトンタッチ。

 

足は折れていても、ヒナは元気に鳴き、ときおり羽をバタつかせて、このまま親が餌を与え続けたら、ずっと生きているように見えました。

もしも親が諦めて育児放棄をしたら、姉夫婦が飼っているインコの餌で育つだろうか?

いや、でも、野生動物が、自ら飛ぶことも餌を捕ることもできずに、人間に飼われるなんて、望まないだろうな。

 

そんなことを考える3日間が続き、迎えた4日目の朝。

いつものように朝4時に、キッチンペーパーを取り換えようと段ボールを覗くと、ヒナは仰向けになって死んでいました。

キッチンペーパーには、フンは1つもありませんでした。

 

3日間、段ボールの中からまん丸の目で店長たちを見上げていたヒナを思うと、わかっていたこととはいえ、涙が出ました。

そして、正直なところ、心のどこかで、ホッとしていました。

 

以前、メダカを埋葬した場所の隣に、ヒナを埋めて墓を作った我々。

その後、親鳥が2羽、いつものように薪小屋付近でヒナを探している様子を見て、親鳥にヒナの亡骸を見せずに埋葬してしまったことを後悔した店長。

でも、

「夜の間に獣に食われるってこともあり得るし、

 ある日突然ヒナの姿がなくなることは、野生でもあるはず」

と、夫。

 

 

その日、開店前の中寿美で、夫と姉と3人で珈琲を飲んでいると、キセキレイが1羽、玄関前の看板の上で、こちらを向いて止まっていました。

 

夫:「ヒナが夜の間玄関にいたの、知ってるのかな?」

店長:「『ありがとう』って言いに来たとか?」

姉:「いやぁ、『どこにやったんだ!』じゃない?」

 

そしてその直後、2羽のキセキレイが、さっき作ったヒナの墓の前に立っていたのです。

墓は、巣のあった薪小屋とは家を挟んで逆方向で、今まで一度もキセキレイを見かけなかった場所なのに。

匂い? 見てた?

それとも……やっぱり、ぜんぶわかっている?

 

親鳥の行動に、感嘆の声を上げる我々夫婦でしたが、姉は言いました。

 

「ってことは、ヒナを埋めた人間が、殺したと思ってるね」。

 

悪魔ー! 姉、どこまでも黒いな!

店長の見解は、「キセキレイは、全部わかってる」です。

そして店長は、そう思いたいんです。

 

どの段階でヒナが足を折ったんだろう、

巣に戻さなかったら……、

箱に入れなければ……、

風除室に入れなかったら……、

巣を発見しなければ……、

そもそも、ここに巣を作るような薪棚を設置しなければ……、

などと、次から次へと自分たちが犯してしまった余計なお世話の可能性を探してしまいます。

 

成鳥になるって、すごいことです。

野鳥たちを見ては、「君は立派に生き残ったんだねえ」と思う店長。

たまたま店長が目にするだけでもこれだけの出来事があって、野生の世界ではきっとこんなことが、そこらじゅうで繰り広げられているはず。

 

イチイチ感傷的になんて、なってちゃいかんのだな、と思いながら、しばらく鳥の鳴き声に切なくなる店長です。

 

 

 

author:中寿美, category:動物, 09:04
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ぎんの眼力
店長の姉夫婦の飼い犬、ぎん。



ぎんは、家の中ではトイレをしないので、用を足したくなると前足で人の腕や頭の辺りを「トントン」と叩いて知らせます。
トイレを要求するぎんの眼力は催眠術師のように強く、念力を送っているかのよう。
じっと店長を見つめながら、顎をしゃくって「ワン(連れてって)!」と催促します。

心優しい店長は、そんなぎんの素振りを見ると、

「あ! トイレ? はいはい、行こうね」

と、すぐさま腰を上げます。
トイレを我慢させるなんて、すごく可哀想だもの。

トイレ以外も、店長はぎんの眼力で何を言っているのか、わかります。
散歩の時に振り向いてこちらを見るのは、「準備はいい? 行くよ!」。
ご飯の前の「マテ」時に見上げる目力は、「早く食べたい!」と切々と訴えているし、のどが渇いた時だって、誰よりもいち早く店長が気づくのです。
そして、別れ際に店長を見送るぎんの眼力は殊更に強く、熱っぽく、「ありがとう! また来てね!」に違いありません。


ところが飼い主である姉は、ぎんの眼力に気づいていない様子。
姉夫婦の家でテレビを見ていると、ぎんがソワソワとし出して、いつものトイレを要求する仕草をしました。
まずは姉の腕を、トントン。
姉は無視です。
(あれ? ぎん、トイレだと思うけどなあ)と思った店長。

すると今度は、姉の肩の辺りをトントンとして、熱視線を送るぎん。
それでも姉は無視してテレビを見続けています。ぎんの顔を見もしません。

ついに、ぎんは姉の顎の辺りを、トントン。
さすがに姉、「えー? トイレ?」とぎんに向かって言いました。
すると、「うん! そうなの!」という表情でジャンプ。

(ああ、やっと連れて行ってもらえるね。よかったね、ぎん)
と思った店長の横で、姉が言い放ちました。

「今ドラマいいとこなんだよ。終わるまであと30分待っててね、ぎん」

ええ?! 
マジで?!
30分も待たせるの? えええ?!
姉の言葉に、失望の色を目に浮かべて、がっくりと肩を落としてソファーに寝そべって待機するぎん。

……すごいなあ。
店長なんて、ぎんの要求に応えてばかりで、小間使い状態だもんなあ。
姉くらいの図太い神経じゃないと、動物なんて飼えないなあ……と思った店長です。

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アタシはcafé中寿美のマスコット犬「ぎん」。
中寿美の隣に住む、店長の姉夫婦の飼い犬よ。



実はアタシ、催眠術が使えるの。
といっても、使える相手は中寿美の店長だけなんだけど。
どういうわけか、店長に対してだけ、効くのよ。

トイレに行きたい時も、「トイレよ!」って念力を送ると、あの店長、すぐに動くの。
散歩の時には、「モタモタすんじゃないよ!」って振り向くと、慌ててついてくるし、ご飯も水も、「早く!」って念じた一瞥ですぐにOKよ。

ところが飼い主夫婦じゃ、こうはいかないの。
トイレもご飯もなかなかOKにならない。
どうしてかしら。
ま、いいわ。意のままに使える小間使いは、1人いれば十分だから。

そして、今日も帰っていく店長の後ろ姿に催眠術をかけるの。

「café中寿美はアタシのものよ。いつか必ず店長の座をアタシに受け渡すのよ……」

って。
これで、アタシが中寿美を牛耳る日も、そう遠くないはずよ!

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ある日の中寿美テラス。
偶然にも、モノトーンのワンコが3世帯4匹集合。



うち3匹がミニチュアシュナウザー。
左端の一番みすぼらしいのが、ぎん。
一番ビビリなのが、ぎん。


同じ犬種と思えないです……。

足長美シュナのルイちゃん。
トイプーのヴィトンちゃん。
ロジェ安達家の黒シュナ、マルちゃん。
ぎんと遊んでくれてありがとー♪
author:中寿美, category:動物, 09:17
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足跡
先日ブログに、雪の上の足跡の写真と共に、「ウサギの足跡と、店長の足跡」と載せました(2016年2月28日のブログ)。

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ご近所の先輩より、「あれ、ウサギじゃなくて、多分リスよ」とのご指摘をいただきました!
ちょうど店内にいた別のご近所さんも、「ウサギの足跡はけっこう大きいのよね」とのこと。
ウサギの場合は、もっと大きくて、後ろ足がちょっとズレて付くそうなんです。
先輩方から、動物たちの走り方の丁寧な解説を受ける店長。

いやー、店長、ずっとウサギの足跡だと思っていたよ!
どおりでたくさん見かけるわけです。
「最近はウサギが減った」という話を聞くわりに、足跡を目にするのでずっと「ウサギ、結構いるなあ」などと思っていました。
リスだったんだ!
9年目の山暮らしで知ったかぶりしてますが、まだまだ未熟者の店長です。

飯綱高原に越して1年目に、ご近所さんに「野鳥もけっこう覚えました!」と意気込み、「何の鳥を覚えた?」と聞かれて、
「そうですねー、シジュウカラとか!」と答え、
「フッ(笑)。シジュウカラは、街にもいる鳥だからー」と失笑された店長。
9年経ってもあんまり変わっていないみたい。

雪の上の動物の足跡を見ると、いつも不思議な気持ちになります。
彼ら動物が通り過ぎた後まもなく、自分も同じ場所を歩いているのです。
目の前にいなくても、ついさっき通って足跡を付けた動物を思い浮かべて、森の奥を眺めてしまう店長。
人間と動物が、同じ場所で交差する森。

そして散歩から戻ると、駐車場についた車のタイヤ痕で、「○○さん、来たな」と車種および車の持ち主を当てる夫(助っ人さん)。
そしてこれが店長みたく間違えることなく、いつもピタリと当たるから驚き。刑事? 鑑識?

雪の足跡は、いろんなことを教えてくれます。
 
author:中寿美, category:動物, 09:39
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野生動物のたくらみ
都会からいらしたお客様から、たびたび聞かれることがあります。

「ここにお住まいなんですか?」

店長が、「そうです」と答えると、

「お買い物はどこへ? 病院は? 学校は? さぞ不便でしょう?」

と、ほとんどの方がおっしゃいます。
暮らしている者としては、さほど不便を感じていないのですが、
考えてみれば、信号もコンビニもない山の中、都市生活者から見れば、当然の疑問です。
店長自身、ずっとそう思っていたのですから。

そして、さらにお客様はおっしゃいます。

「もしかして、この辺りはキツネやタヌキもいますか?」

ええ、いますとも! 
店長は答えます。

「いやもう、普通にいますよ。
 キツネもタヌキも、リスもフクロウもイノシシも、
 しょっちゅうその辺りをウロウロしてます」

すると、「えー!」という歓声に近い声を上げるお客様。
そして、

「まさか、クマは出ないでしょうね?」

とお客様。
店長が、

「はい、出ます。すぐそこで目撃情報もありましたし、私も見ましたよ」

というと、今度は悲鳴に近い「えええー!!!」という声。
大変盛り上がります。

そして、店長はいつも続けて言いたくなります。

「実は、私も本当はタヌキなんです」

という一言を。
ああ、言ってみたい。

きっと、森の動物たちが、そう言わせようとしているのです。
人間が、動物の存在を、忘れているようだから。

そして、いつも頭の片隅で考えます。
だけど自分は、こうして森に暮らして、いいのだろうか。
動物たちにとっては、人間なんていない方が、幸せだろうなあ、と。

あ、店長は、本当にタヌキなわけではないですよ。

 
author:中寿美, category:動物, 09:27
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