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姉の陰謀

両親&姉と旅行したときのこと。

出発して間もなくの、高速道サービスエリアで休憩しました。

時間はまだ朝の8時台。

モーング珈琲を飲みたくなった店長たちは、エリア内のスタバを利用。

 

お天気の良い朝の空気を吸いながら、母とテラス席でカプチーノを飲んでいると、遅れて珈琲を買った姉もやってきました。

店長の手にするカップを見て、「それ何?」と問うので「カプチーノ」と答える店長。

「カプチーノとラテって何が違うの?」

「ミストコーヒーとはどう違うのかな」

などとしばらく雑談した後、店長がカプチーノを口にした時に事件は起きました。

 

傾けたカップとフタの間から、ドドーッとカプチーノがあふれ出たのです。

一瞬で、唇、顎、上着前面&ジーンズの膝上を、カプチーノまみれにした店長。

即座に、「あははははーーーーー!!!」と大爆笑する姉と、「あれやだー」と心配する母。

慌てながら店長は自分にかかったカプチーノをハンカチで拭き、母と姉がすぐに、テーブルにこぼれたカプチーノを、ティッシュで拭いてくれます。

そして拭きながら姉が言いました。

 

姉:「フタがちゃんとはまってなかったんだね(笑) アッハハハ!」

店長:「あ、あれ? でもさっきまでちゃんと飲めてたのに……」

母:「そうだね、普通に飲んでたよね? おかしいね」

姉:「……あ! 

   アタシ、さっきフタ開けて中見たね。 

   アッハハハ! アタシだ! ハハハーー!」

 

そう。

カプチーノとラテとミストコーヒーの違いを話している最中、姉は店長のカップのフタを開けて、中身を確認していたのです。

その時、フタをきちんと閉めなかったために、店長がそのまま飲んでカプチーノをぶちまけたのだ。

姉がやったことなのに、姉、気付くの、遅くない?

しかも、自分が犯人だと判明した後も、相変わらず愉快そうに笑い続ける罪悪感の薄い姉。

 

「それ、シミになるから濡らして拭いたほうがいいよ」

 

母に言われて、ひとまずトイレに向かう店長。

旅の初っ端から衣装にシミかー、と思いながら洗面所で服を拭き、すぐに母と姉が待つテラス席に戻りました。

こぼしたとはいえカプチーノはまだだいぶ残っていて、続けて飲もうとしたところ、カップの口元にこぼし汚れを発見。

テーブルには、さきほど母たちが拭いたティッシュが何枚かあり、とっさにそのうちのカプチーノ色のついていない1枚を取って、カップの口元を丁寧に拭いた店長。

そして、今度はしっかりフタが閉まっていることを確認し、おもむろにカプチーノを一口。

うん、美味しい。

 

すると、じっとその様子を隣で見ていた姉が言いました。

 

「そのティッシュ、今私が鼻かんだやつ」

 

……。

遅いよ!!

もっと早く言うタイミングあったよね?

わざとなのか?

わざとなの?

わざとかも……。

 

いろいろ遅めで、呑気でおっとり、そして面倒見のよい姉だとずっと思っていましたが、近ごろ、実は妹をいじめる策略なのではないかと疑い始めた店長です。

 

 

author:中寿美, category:店長のひとりごと, 09:43
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