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右脳と左脳

大都会に住む友人知人のマンションに行くと、「いいとこ住んでるなあ!」と思います。

でも不思議なことに、飯綱高原の自宅に日々暮らしていても、同じく「いいとこ住んでるなあ!」と感じます。

まったく違う環境なのに、同じフレーズが浮かびます。

 

店長の場合、都会のマンションは、左脳で感じる『いいとこ』です。

摩天楼から見下ろす景色が素晴しいのはもちろんですが、

当然ながら地価もお家賃も高いわけでありまして、経済的に豊かなことが裏付けされています。

そのうえ都市部は、いろんなお店や、医療、教育、交通等あらゆる機関が充実していて、移動も生活も便利で安心。

もう左脳が、カチカチカチカチと一瞬で動いて「いいとこ!」と答えを叩き出します。

 

それに対して、標高1000m超の飯綱高原の森は、特に見下ろす景色もないし、地価も安くて、移動も生活も不便。

除雪は大変で寒いし、夜は真っ暗だし、野生動物も昆虫もいっぱい。

国立公園内だからいろんな規制もあるし、面倒くさいご近所づきあいもあるんじゃない?

だいたい、年を取ったらどうやって暮らすのよ?

左脳が眉間に皺を寄せて、「NO、NO、NO!」と叫びます。

 

でもそれなのに、この森の中で、「いいとこだなあ……」と日々思っちゃうのです。

スカッと晴れた冬の朝、緑の葉をゆらす春の風、ビール片手に空を仰ぐ夏の夕方、黄金に染まるカラマツの秋、満月の夜に浮かぶ森の影、手が届きそうに瞬く圧倒的な星空、通り過ぎるご近所さんとのクラクションと手を上げるだけの挨拶……。

そういうなんてことない一瞬に、頭が空っぽになった瞬間に、心がそう感じるのです。

右脳が、「YES!」と叫ぶんです。

 

ご近所の友人と、この話をしたところ、彼女が言いました。

 

「両方持ってるのが最高だよね!」

 

なるほど。

左脳が賛成する都会のマンションと、右脳が肯定する田舎暮らし、両方手にする別荘族が理想的。

 

そして店長、あることに気が付きました。

左脳と右脳のこの反応、アレに似てますよ。

そう、恋愛です。

見た目がスマートで高学歴の高収入、経済的に安定した将来有望の男性を前にした時の、左脳のあの「賛成反応」。

見た感じも経済的にもそんなでもなくても、妙に魅力があってどうにも惹かれる男性を前にした時の、右脳のあの「イエーッス!!反応」。

 

ということは、パートナーも別荘族よろしく両方持つのが理想的?

いやさすがにそれは……。

持ってる人もいるんでしょうが、店長はどちらも1つで万々歳。

 

人間に、右脳と左脳、両方備わっているからには、うまいこと両方を使って賢く生きて行かなければなりません。

でもまあ、どちらかに偏って「しまったー!」と思ったとしても、自分の脳を使う分にはきっと大丈夫。

どうしても右脳に偏りがちな店長、バランスを心がけたいと思います。

author:中寿美, category:店長のひとりごと, 08:08
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