用事があってバスに乗りました。
中寿美から徒歩1分(もない?)のバス停、「飯綱登山口」朝7:08発。
いつもご近所の小中学生が、通学に利用しているバスです。
時間より少し早めにバス停に行くと、すでにバス待ちしていた男の子たちが、店長の姿を見た瞬間、間髪入れずに挨拶してくれました。
「おはようございます!!」
何の照れもなく、ためらいもなく、笑顔で元気よく。
素晴らしいなーと感心し、気持ちよくなって、挨拶し返す店長。
そして、次々とご近所の小中学生がバス停に集まってきました。
みんな知ってる子供たち。
店長を見て、「あれ? 中寿美さんがいる」なんて顔をして、笑顔で挨拶してくれます。
小学校1年生から中学3年生まで、この日のバス停は小中学生8名+四十路の店長1名。
一人の男の子に、「このバス、結構混むの?」と聞く店長。
「ここからなら、そんなでもない……デス」
と、ちょっぴりよそ行きに答えるその子。
「デス」だって。かわいい。
いつもタメ口なのに、人前では「デス」かー。
バスがやってくると、店長に向かって「どうぞ、どうぞ」と、先に乗り込むように譲ってくれるまた別の男の子。
なんてカワイイの!
店長、大人げなく照れちゃって、自分も「いや、どうぞどうぞ」なんて言っちゃって、ダチョウ倶楽部か!
男の子みたいにおてんばだったあの女の子も、たおやかな笑顔でモデルさんのような中学生だ。
この春、中学を卒業するcafé中寿美の「小さな神様」(
2010年8月11日のブログ参照)も、
「今度、お店行きます!」
なんて、相変わらず嬉しいこと言ってくれちゃう。
なんなんだ、この子たちは。なんて可愛いんだ……。
バスの後部座席に座って本を開き、なんだかお腹の辺りがポワンと温かくなるような気持ちになる店長。
だめだ、本なんか読んでいたらもったいない、と本をしまい、愛しの子供たちを目に焼き付けることに。
バス前方に集まって片時もじっとせず、でもちゃんと座って何やら楽しそうに話す男の子たち。
お友達と仲良くおしゃべりする子、本を開いて熱心に読み込む子、イヤホンで音楽を聴く子、……。
みんな可愛くて、たまらんです。
もうギューッとしたくなるほどに。
自分、こんなに子供好きだったっけ? と不思議に思うくらい、幸福感に包まれます。
ああ、あんなに小さかったのに、大きくなっちゃって。
ああ、あんなにやんちゃだったのに、いい子になっちゃって。
その日、やや興奮して子供たちの可愛さを助っ人さんに報告すると、
「アンタ、すっかりオバチャンだね!!」。
わかってるよ! そんなの、十分わかってます。
そう言う助っ人さんも、
助っ人さん:「○○ちゃんも中学卒業かあ。最初は6歳だったからね!」
店 長:「いやいや、最初はだれでも、0歳です」
助っ人さん:「オレが初めて会った時は、6歳だったから!」
子供たちよ、近所のオジサンとオバサンは、こうやって勝手に知ったような顔をして、見守っているつもりでいるのです。
森高は、オバサンにならずに母親になりました。
店長は、母親にならずにオバサンになりました。
だけど、そんなオバサンもなかなかいいものです。