イラッとしちゃう
- 2016.05.31 Tuesday
- 08:45
姉が、出張で車を運転中にラジオを聴いていたそうです。
すると、ラジオから流れてきたのが、何やらとてもロハスっぽいエコでナチュラルでハッピーでピースフルな曲だったらしい。
「なんというか、歌詞が、
『青空が綺麗で、山も海も大きくて、太陽の光が降り注いで気持ちが良いい〜』
『ああ、その中に包まれて生きているワタシ、しあわせ〜♪』
って感じの内容」
だそうです。
姉:「何が言いたいかっていうと、
自分が仕事中ってのも大いに関係あると思うんだけど、
出張の運転しながらその曲聴いてたらね、なんだかすごく……
イラッとしたの」
店長:「え? 癒されたんじゃなくて?」
姉:「違う! 人間っていうのは、もっとドロドロしてて、
日常生活というのは、そんなにハッピーでピースなことばかりではない!」
店長:「う、うん。たしかに、世の中、綺麗なことばかりじゃないよね」
姉:「そう! 世の中、そんなに、甘くない!」
ど、どうした……?
姉、相当すさんでいるようです。
仕事のストレスでしょうか。
以前も、やはり車の運転中に聴いたラジオに、イラッとしたという姉。
海外に移住した女優がパーソナリティを務め、海外生活での何気ない出来事を「海外からお送りします♪」という感じでスタートするラジオ番組。
お洒落で優雅な雰囲気を匂わせたその演出に、「イラッとしたわー」と、報告をしてきました。
仕方ないです、あえて幸せを匂わせる、そういう番組の演出だから。
スポンサーが、そんな「人から幸せそうに思われること」を「素敵」と思うリスナーを、ターゲットにしてるんだから。
要するに、姉の「イラッと」の原因は、浮ついたオシャレ感、中性的で謎の清潔感、表面的な正義感。
信念よりもファッションでとらえる、上っ面な感じの生き方。
あらやだ、それって若い時の店長……。
地道に働き続ける中間管理職の姉が、イラッとするのもわかります。
職場は、ハッピーでもヘルシーでもピースフルでもないもんね。
そしてきっと、この世の中も。
多分、姉のイラッとの対象も、イケてるように見せないとやってらんないぐらい、本当はタイヘンなんです。
たびたびイラッとしちゃう姉に、少しでもハッピーになってもらうべく、珈琲を淹れる店長。
姉妹は珈琲を飲みながら、「イラッとした話」を中心に、ひとしきり盛り上がります。
すぐ横で、トイレをせがむ飼い犬の「ぎん」。
姉妹のおしゃべりはなかなか途切れず、尿意を我慢してイラッとしちゃう「ぎん」なのでした。
すると、ラジオから流れてきたのが、何やらとてもロハスっぽいエコでナチュラルでハッピーでピースフルな曲だったらしい。
「なんというか、歌詞が、
『青空が綺麗で、山も海も大きくて、太陽の光が降り注いで気持ちが良いい〜』
『ああ、その中に包まれて生きているワタシ、しあわせ〜♪』
って感じの内容」
だそうです。
姉:「何が言いたいかっていうと、
自分が仕事中ってのも大いに関係あると思うんだけど、
出張の運転しながらその曲聴いてたらね、なんだかすごく……
イラッとしたの」
店長:「え? 癒されたんじゃなくて?」
姉:「違う! 人間っていうのは、もっとドロドロしてて、
日常生活というのは、そんなにハッピーでピースなことばかりではない!」
店長:「う、うん。たしかに、世の中、綺麗なことばかりじゃないよね」
姉:「そう! 世の中、そんなに、甘くない!」
ど、どうした……?
姉、相当すさんでいるようです。
仕事のストレスでしょうか。
以前も、やはり車の運転中に聴いたラジオに、イラッとしたという姉。
海外に移住した女優がパーソナリティを務め、海外生活での何気ない出来事を「海外からお送りします♪」という感じでスタートするラジオ番組。
お洒落で優雅な雰囲気を匂わせたその演出に、「イラッとしたわー」と、報告をしてきました。
仕方ないです、あえて幸せを匂わせる、そういう番組の演出だから。
スポンサーが、そんな「人から幸せそうに思われること」を「素敵」と思うリスナーを、ターゲットにしてるんだから。
要するに、姉の「イラッと」の原因は、浮ついたオシャレ感、中性的で謎の清潔感、表面的な正義感。
信念よりもファッションでとらえる、上っ面な感じの生き方。
あらやだ、それって若い時の店長……。
地道に働き続ける中間管理職の姉が、イラッとするのもわかります。
職場は、ハッピーでもヘルシーでもピースフルでもないもんね。
そしてきっと、この世の中も。
多分、姉のイラッとの対象も、イケてるように見せないとやってらんないぐらい、本当はタイヘンなんです。
たびたびイラッとしちゃう姉に、少しでもハッピーになってもらうべく、珈琲を淹れる店長。
姉妹は珈琲を飲みながら、「イラッとした話」を中心に、ひとしきり盛り上がります。
すぐ横で、トイレをせがむ飼い犬の「ぎん」。
姉妹のおしゃべりはなかなか途切れず、尿意を我慢してイラッとしちゃう「ぎん」なのでした。
- 店長のひとりごと
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