ちっちゃい2人
- 2017.09.28 Thursday
- 09:25
人よりも、「得しようとする」のと「ラクしようとする」のが、ダメ人間の傾向。
店長、どちらかというと「ラクしようとする」方のダメ人間です。
一応、学校や職場、社会の中では理性が利くので制御してきたつもりですが、家庭内となると話は別。
たとえば、シャンプーの詰め替え。
「ああ、もうちょっとでシャンプー終わりそう」と思うと、微妙に使用量を調整してしまいます。
今、使い切ってしまったら、今、詰め替えなければいけないから。今、詰め替えればいいんですけど。
詰め替えの手間を先延ばしにしようという先送り思考もありますが、もし夫が使う時に使い切ったら、きっと彼が詰め替えてくれるだろうという「人よりラクしよう」思考です。
ところが、次回店長がお風呂に入ると、シャンプーの量はさらにさらに減ってはいるものの、わずかに残っている。
ほんの少し残るそのシャンプーに、
「絶対に、オレの回で終わらせない。絶対に、詰め替えない!」
という夫の信念が伝わってきます。
それを感じ取った店長、心で舌打ちして今度はお湯でシャンプーを薄めます。
そんな手間があれば、新しいシャンプーを詰め替えればいいのですが、「詰め替えたら負け」という意味不明な信念を店長も持ってしまうのです。
そして、次回。
もう使い切るしかない状態のシャンプーを使ったはずのお風呂上がりの夫が、不敵な笑みを浮かべてこちらを見るのを不思議に思いながら次に店長がお風呂に入ると、シャンプーのボトルはキッチリ使い切った上にピッカピカに磨かれ、そして、詰め替えられていない。
ついに諦めた店長が、新しいシャンプーを詰め替えます。
そんな話を友人に話したら、彼女が言いました。
「ちっちゃい!! 小さ過ぎる!
うちの小3の娘でさえ、
『後の人が困らないように、私、詰め替えて置いたよ』
って言うよ?
アンタ達、ちっちゃいなー! 呆れるわ!」
そう、我々夫婦は小3以下の、とことん『ちっちゃい2人』なのです。自覚してます。
ちなみに、この極めて低レベルな沈黙の戦い、シャンプー以外も食器洗い洗剤でも繰り広げられている我が家。
でも。
確かに超低レベルなんだけど、一緒に暮らす誰かがいてこそできるこの戦い。
小さいうえに屈折した喜びを、秘かに噛みしめるダメ人間代表店長です。
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